こんにちは。ひとみです。
夫婦関係で調停と聞くと『離婚調停』を思い浮かべますよね。
でも実は夫婦関係を改善する調停もあるんですよ。
夫婦関係を改善する調停は『円満調停(夫婦関係調整(円満)調停)』と言うのですが、私は夫と別居している最中に夫から円満調停を申し立てられました。
その時に円満調停もあることを知ったんですよね。
今回は円満調停を体験した私が円満調停とはどういうものか、どういう時にやったほうがいいのかを紹介します。
- 夫と別居しているけど離婚したくない
- 悪化した夫婦関係を元通りにしたい
- 夫婦関係を改善したいのに相手と連絡が取れない
と悩んでいるあなたはぜひ読んでみてください。
Contents
円満調停とは夫婦関係を元に戻すためのもの
円満調停は夫婦関係を元に戻すための調停です。
調停では、
- 相手への気持ち
- 夫婦関係を元に戻すための条件
- 今後どうしていきたいか
などを聞かれます。
あとはひたすらに調停委員さんからの説得だけ。
調停では申し立てた人から先に話を聞かれるので(私の場合は夫が調停を申し立てたので夫から)、私はあんまり調停委員さんに状況の説明をしませんでした。
まぁでもきっちりと文句は言いましたけどね。感情的になると調停では不利なので、淡々と私の思いを伝えました。
円満調停って二人では話し合いが進まないから、第三者の調停委員さんを通して話し合いをしましょうよっていう感じなんですよ。
だから二人で話し合いができるなら円満調停なんてやらなくてもいいのかな。
自分の力で夫婦関係を元に戻せないなら円満調停をやってみてもいいと思いますが、注意点が3つほどありますので気をつけてくださいね。
円満調停は最終手段として使おう!その理由は3つ
私が円満調停をやってみて感じた注意点を3つ紹介します。
円満調停をやろうと思っているのであれば気をつけてくださいね。
ちなみに私の場合は円満調停を夫に申し立てられたせいで、より関係が悪化しました。
そういうこともありますから注意しましょう。
手間と時間とお金がかかる
円満調停も調停の一つです。
円満調停を申し立てる→調停日の連絡が来る→調停に行く
ということをしていきます。まぁ申し立てをしてから最短でもだいたい1ヵ月はかかるでしょう。
お金は申し立てをするときに使う1200円の収入印紙と切手代ぐらいです。
お金はそこまでかからないのですが、ちょっと申し立てをする準備がね・・・。
円満調停を申し立てするには、
- 申立書及びその写し1通
- 夫婦の戸籍謄本(全部事項証明書)
この2つが必要です。
私の場合戸籍が遠くの茨城にあるから、この戸籍謄本がめんどくさいんですよね。
わざわざ取り寄せないといけないという・・・。
家の近くに戸籍があるならさっさととって、申し立てちゃってもいいですよ。
相手が調停に来ない可能性がある
弁護士さんから言われたんですけど、関係を元に戻したいと思わないのであれば、欠席しちゃっても平気みたいです。欠席したら、ただその円満調停が不成立で終わるぐらいで。
なのでもしかしたら相手が調停にこないかもしれません。そういう時はあきらめましょう。
あ、でも円満調停のほかに別の調停も一緒に申し立てたら、相手が来る可能性は高くなります。
- 子供に関すること
- 婚姻費用
これらの調停は不成立に終わると調停→審判に自動的に移行するんですよ。
私は円満調停と一緒に子供の面会交流についての調停も申し立てられました。
円満調停だけだったら欠席するつもりでしたが、面会交流の調停は欠席すると審判に移行してめんどくさくなっちゃうんですよね。やるな相手の弁護士さん笑。
まぁでも円満調停は1回で終わったんですけどね。
夫婦関係が元に戻せるかどうかなので、「もう無理」と言えば一発で終わりました。説得しても無理なものは無理なんです。
もし相手に欠席して欲しくないのであれば、何かと一緒に調停を起こすといいですよ。
円満調停→離婚調停になることもある
円満調停をやっても、もう夫婦関係を続けることができないという結論になったらそのまま離婚調停に変わりますよ。
だってもう夫婦でいられないんですもの。
まぁ「絶対に離婚したくない!」といえば、円満調停は不成立で終わるだけなんですけどね。そのまま離婚寸前の関係に戻るだけです。
もしかしたら円満調停が不成立で終わったら、相手から離婚調停を申し立てをさせるかもしれません。覚悟はしておいてね。
必ず円満調停→離婚調停に変わるものではないですけど、一応変わる可能性があるということだけは頭に入れておいてください。
ちなみに私の場合は1回目の調停が終わったあとに円満調停→離婚調停に切り替わりました。
切り替わったからって何か手続きをするわけではないのですが、まぁ調停は長くなりますよね。
私なんか円満調停→離婚調停に切り替わって、もう1年間もやってますよ。
長すぎる・・・。
円満調停をするなら、離婚調停に切り替わってもいい覚悟をしておきましょうね。
円満調停は自分でもできるけど、弁護士さんに依頼すると安心
円満調停だけなら自分で申し立てをしてもいいと思うのですが、そのまま離婚調停に切り替わる可能性があるなら弁護士さんに依頼しておくほうが安心ですよ。
だって調停って全部記録されているんですもの。円満調停で変なことを言ったあとに弁護士さんに頼んでも挽回するのは難しいかもしれません。
でも弁護士さんって値段が高いし、誰に頼めばいいかなんてよくわからないですよね。
ポンコツの弁護士さんに依頼しちゃったら泣けますよ。
ちなみに私の夫の弁護士さんはポンコツです。
私の弁護士さんが連絡をしても無視するし、話はコロコロ変わるし、何がしたいんだこの人って感じです。
まぁホームページをしっかり管理していないところの弁護士事務所ですからね。
もし弁護士さんに依頼しようと考えているのであれば、まずは相談をしてみたらどうでしょうか。30分5000円ぐらいですよ。
弁護士さんがポンコツかどうかは、話した感じの雰囲気とホームページで確認しましょう。
あと知り合いに弁護士さんとお友達の方がいれば、その人に紹介してもらうのも手ですよ。
私は姉の会社でお世話になっている弁護士さんに依頼しました。
費用は高いのですが、やっぱりできる人は違いますね。頭の回転が速すぎてビビる。
姉の知り合いだから相談もしやすいし、頼りになるし、いいことだらけです。
いぇーい。
まとめ:夫婦関係を元通りにしたい人は、円満調停にチャレンジ
今回は円満調停について紹介したのですが、円満調停は本当の最終手段ですよ。
円満調停をやる前に、
- 相手に積極的に連絡を取る
- 相手との関係を改善するために努力する
- 自分が悪いことをしたなら謝りまくる
こういうことをしていきましょう。
「自分では全力を尽くした・・・もう相手とも連絡がつかないからこうなったら最終手段『円満調停』という技を使おう・・・。」
というぐらいになってからやりましょうね。
私なんて今まで相手から連絡が来なかったのに突然円満調停でしたからね。
「てめぇは今まで連絡もしてこなかったくせに、いきなり何しやがるんじゃゴラー!!」っとめっちゃキレましたよ。
あそこまでキレたのはいつぶりだろう・・・笑
円満調停のせいで相手との関係は一気に悪くなりましたからね。
何度も言いましょう、『円満調停は最終手段!』
以上です!