こんにちは。ひとみです。
出産準備で哺乳びんを買うかどうか悩みますよ。
私は子供が産まれたら完全母乳で育てていこうと思っていました。
そのため出産前には哺乳びんを買うつもりはなかったのですが、母から
「完全母乳でも人に赤ちゃんを預けるときや外出時に哺乳びんが必要になるよ」
と言われて急遽買うことにしました。
そして子供が産まれてたらすぐに哺乳びんが必要になったので買っておいてよかったです。
今回は完全母乳で子供を育てている私が、出産前に哺乳びんを買っておいた方が良い理由を紹介します。
- 完全母乳で育てていこうと考えている
- 出産準備で哺乳びんを買うかどうか悩んでいる
- ミルクの準備には何が必要かなのかわからない
という方は、ぜひ読んでみてください。
Contents
完全母乳でも哺乳びんは必要になる!その4つの理由
理由1:出産後すぐは母乳が出ない
私は子供を産んだらすぐに母乳が出るものだと思っていました。
でも実は母乳が出るようになるまでには時間がかかるんですよ。
出産後から母乳は作られるのですが、初産の場合は乳管が開通していないこともあるので母乳が出てくれません。
私は乳管の開通に時間がかかったので、出産して3日後に乳腺炎になってしまいました。
高熱は出るし、胸が爆発するんじゃないかと思うぐらいカッチカチに膨れ上がって、とても痛かったです。
乳管はおっぱいマッサージをすることで開通することができます。
- 妊娠後期からおっぱいマッサージをする
- おっぱいマッサージ後に授乳させる
特に②をやると母乳の出が良くなって子供が飲みやすくなったり、乳腺炎の予防になるので、助産師さんにやるように指示されました。
また出産直後は母乳量が少ないです。
出産直後は本当に少し(2〜3滴)しか出なくて、足りない分はミルクで補っていました。
子供にたくさん吸われることによって母乳が作られていくので、毎日8回以上授乳していると徐々に母乳量が増えてきました。
私は生後6ヶ月の頃に混合から完全母乳になりましたよ。
理由2:子供を人に預けるときに困る
完全母乳で育てていると、子供を人に預けるときが困ります。
私は生後6ヶ月の頃に友人の結婚式に出席することになりました。
その頃には混合から完全母乳に切り替わっていましたが、私が結婚式に行っている間はミルクだけを飲ませていました。
ミルクがあって助かりましたよ。
- ミルクは絶対に飲ませたくない
- 子供がミルクを飲んでくれない
という方は事前に搾乳をしておいて、誰かに子供を預けるときはそれを利用するということもできます。
搾乳した母乳を子供に飲ませる場合でも哺乳びんは必要になるので、買っておいて損はないですよ。
理由3:外出先で授乳できないときがある
最近ではいろんなところに授乳室があるので授乳場所がないことは少ないのですが、公園などの外で遊ぶ場合は授乳場所に困ることがあります。
車で出かけていたら車の中で授乳することができるんですけどね。
徒歩や自転車だとちょっと悩みます。
授乳ケープを使って外で授乳することもできるのですが、ちょっと人目が気になっちゃいます。
ミルクを作って持っていくと、
- 授乳場所を探す手間がない
- 外でも簡単にミルクをあげられる
というメリットがあります。
でもミルクを持っていくと荷物が増えるので、子供が小さいうちは無理に遠出せず、授乳室がある屋内で遊ぶのが一番かもしれませんね。
理由4:寝る前にミルクをあげるとぐっすり寝てくれる
母乳よりミルクの方が腹持ちがいいので、寝る前にミルクを飲ませると夜中に空腹で起きるということが少なくなります。
私も寝不足が辛かった時は寝る前にミルクをしっかりと飲ませていました。
それでも夜中に2回は起きていましたが、母乳だけだと3〜4回は起こされるのでまだマシです。
寝不足がひどいと母乳の出が悪くなるので、たまにはミルクを飲ませてのんびり寝ましょう。
でも夜中に母乳をあげないと母乳の量が増えないので、自分の体調や子供の様子を見ながらミルクを足すようにしてください。
出産準備では最低限のものだけをそろえればOK!
完全母乳で子供を育てていこうと思っても、
- 母乳が出ない
- 人に子供を預ける
- 外出先に授乳室がない
- 夜中の授乳で寝不足
という理由でミルクが必要になるときが必ず出てきます。
なので出産準備でミルクセット揃えておくようにしましょう。
でも出産準備で揃えるのは最低限で大丈夫です。
たくさん買ったのに結局使わなかった!となるともったいないですからね。
必要となるものだけを1つずつ買って、足りない分は出産後に買い足すようにすると無駄がないですよ。
ミルクの準備で必ず用意しておくもの
哺乳びん
哺乳びんはいろんな会社から発売されているので、どれを買えばいいのかわからないですよね。
私は薬局でも売っている、「ピジョンの母乳実感」を買いました。
値段:999円
母乳実感の特徴は、授乳中の口の動きとミルクを飲むときの口の動きが一緒なので、母乳育児との併用がしやすいことです。
哺乳びんに慣れてしまうと母乳を飲まなくなるので、完全母乳を希望している方にとっては母乳実感はオススメです。
しかも薬局や子供用品店(西松屋やアカチャンホンポ)でも買うことができます。
私の入院中、夫に薬局で哺乳びんを買い足してもらいました。
母乳実感を使っているときに特にデメリットは感じませんでしたが、ちょっとだけ吐き戻しが多かったかと思います。
でも普通の哺乳びんの形ならミルクと一緒に空気を吸ってしまうので多少の吐き戻しはしょうがないんですよね。
ちなみに私が使っていたのは240 mlの耐熱ガラス製の母乳実感。
息子が生後6ヶ月の時に混合から完全母乳に切り替わったので、240 mlではなく160 mlでもよかったです。
あと耐熱ガラスだと重くて、10〜15分のミルクタイム中は腕がプルプルして疲れました。
- 兄弟を作る予定がない
- 完全母乳で育てていきたい
という方は160 mlのプラスチック製の母乳実感でも大丈夫ですよ。
もし吐き戻しが大変ならば「ドクターベッタ」の哺乳びんがオススメです。
値段:2157円
母乳を飲むときと同じ角度で最後までミルクを飲むことができます。
またミルクをゆっくり飲むことができるように乳首の形を飲みにくくしているので、吐き戻しが少なくなる哺乳びんです。
- お店では見かけないのでネットで注文することになる
- 値段がお高め
- 細いので洗浄しにくい
- 240 mlだと高さが邪魔になるかも
といったデメリットがありますが、吐き戻しに苦労している場合は試してみる価値ありますよ。
乳首
乳首は哺乳びんと同じメーカーのものを使うようにしましょう。
そして乳首は子供の年齢に合わせて買えていく必要があります。
乳首の穴には、
- 丸穴カット
- クロスカット
- スリーカット
があります。
丸穴カットは哺乳びんを逆さにすると勝手にミルクが出てくるので、ミルクを飲み始めた新生児や月齢の低い赤ちゃん向け。
クロスカットやスリーカットは自分で吸わないとミルクが出てこないので、吸う力が強くなってきた頃に使うようにしましょう。
でも違いがわかっても自分の子供にどの乳首がいいのかよくわからないですよね。
乳首を変える目安は、
- ミルクの飲む時間が長くなってきたとき(飲む時間は10〜15分が基本)
- ミルクが飲みにくそうなとき
なので子供の様子を見ながら乳首を変えるようにしてください。
また販売している乳首にはそれぞれ月齢の目安が書いてあるのでそれを参考にしましょう。
値段:416円
乳首に使われているゴムは3種類あります。
- 天然ゴム
- イソプレンゴム
- シリコンゴム
私の息子は特にこだわりがなかったらしく、どの材質でも大丈夫でした。
もし哺乳びんでミルクを飲んでくれないという場合は乳首の材質が嫌ということもあります。
子供が気にいる乳首を見つけ出してください。
粉ミルク
液体ミルクも販売されていますが、基本は粉ミルクを使うことになります。
私は病院で使われていた森永乳業の「E赤ちゃん」を使っていました。
値段:2980円
E赤ちゃんの特徴
- 牛乳のタンパク質を分解して消化しやすくしている
- 母乳に近い成分が配合されている
牛乳のタンパク質は構造が複雑で、消化機能がまだ弱い赤ちゃんだと吸収するのに一苦労するんです。
大人でいうと肉を食べ過ぎて、胃もたれを起こす感じ。
母乳はミルクとは違って吸収しやすい形になっているので子供の負担にはなりません。
E赤ちゃんは母乳のように吸収しやすくするために、タンパク質の構造を分解してペプチドという形にしています。
そのおかげでミルクアレルギーの原因となる抗体もできにくくなっているんですよ。
値段が他のミルクよりも高いのがネックですが、完全母乳を目指しているならミルクの量も少ないのであまり家計の負担にはなりません。
私はだいたい一月に1個買い足して、生後6ヶ月の時で終わりました。
最後はほとんど使わずに終わったので、離乳食に使ったり、私が飲んでいました。
いつ完全母乳に切り替わるかわからないので、買い過ぎないように注意ですよ。
哺乳びん専用のスポンジ
哺乳びんは高さがあり、乳首の飲み口は繊細なので哺乳びん専用のスポンジを使わないと綺麗に掃除することができません。
哺乳びん専用のスポンジはそんなに値段が高くないので、1本買っておくことをオススメします。
値段:353円
哺乳びん専用のスポンジは哺乳びんだけでなく、水筒も洗うことができます。
また哺乳びん専用の洗剤も売っています。
値段:589円
泡立ちは良くないのですが、少ない水でも綺麗に洗剤成分を流すことができます。
哺乳びんには絶対に洗剤成分を残したくない人でも、この哺乳びん野菜洗いなら大丈夫。
でも洗剤成分をしっかり洗い流す人は普通の食器用洗剤でも平気ですよ。
私は哺乳びん野菜洗いを使っていましたが、哺乳びんを洗った後には消毒をするので別に買わなくてもよかったと思っています。
ミルクの準備であったら便利なもの
調乳ポット
ミルク用のお湯は一度沸騰させてから70度まで冷ます必要があります。
私は毎回やかんで沸騰させてから、温度計を見ながら70度まで冷ましていました。
値段:880円
でもこの方法は1人の時にやるのは大変です。
私は出産してからずっと実家にお世話になっているので、息子が泣いた時は私が母乳を与え、その間に私の母がミルク作りをしていました。
私が1人の時もありましたが、その時は息子をずっと泣かせっぱなしにしていたので罪悪感がありました。
急いでミルク作りをするのでやかんで火傷することもしばしば・・・。
私は実家にいて人手があり、完全母乳でいつかはミルク作りがなくなると思っていたのでやかんでミルク作りをするのに耐えてました。
でも
- 一人で子育てをすることが多い
- 子供を泣かせっぱなしにするのが辛い
という方はミルク作り用の調乳ポットがあるので購入を検討してみたらいかがでしょうか。
調乳ポットには
- 保温機能のみ
- 沸騰機能付き
の2種類があります。
保温機能のみの方が値段が安いので、家にやかんや電気ケトルがあれば保温機能の調乳ポットで大丈夫です。
沸騰機能付きは水を入れておくだけでミルク用のお湯ができるので便利ですが、沸騰に時間がかかるのが少し難点。
沸騰時間も商品によって異なるので、沸騰機能付き調乳ポットが欲しい方は沸騰時間もしっかりと確認しましょう。
調乳ポットは夜間にミルクを作る時に大活躍しますよ。
保温機能のみの調乳ポット
値段:4200円
沸騰機能付きの調乳ポット
値段:6581円
レンジ消毒か消毒液
使い終わった哺乳びんは洗剤で洗った後に消毒をする必要があります。
赤ちゃんの免疫が弱いので、哺乳びんに菌が残らないように徹底的に殺菌しなければいけないんですよ。
消毒の方法は
- 熱湯による煮沸消毒
- 専用ケースに入れてレンジで消毒
- 消毒液に浸す
の3種類あります。
私は煮沸消毒をしていました。
やり方は簡単です。
- 鍋に哺乳びんが浸るぐらいのたっぷりの水と哺乳びんを浸す
- 火にかけて、沸騰してから5分間煮沸消毒をする
- 哺乳びん専用トングを使い、お湯から哺乳びんを出して自然乾燥
完全母乳予定の方はとりあえず煮沸消毒をしてみて、大変だったらレンジ消毒や消毒液の利用を検討してみたらどうでしょうか。
レンジ消毒
値段:999円
レンジ消毒は専用のケースに水と哺乳びんを入れて、説明書通りに時間とワット数を指定するだけなのでとても簡単です。
時間もかからないので哺乳びんを頻繁に使う時はすごく便利です。
- 哺乳びんの本数が少ない
- ミルクの回数が多い
という方はレンジ消毒がオススメ。
たまにレンジ不可の哺乳びんがあるので、レンジ消毒をする前には哺乳びんがレンジに対応しているかどうかを確認しておきましょう。
消毒液
値段:4618円
消毒液での消毒もすごく簡単です。
あらかじめ説明書通りに消毒液を作っておいて、使用済み哺乳びんをその中に浸しておくだけ。
一度にたくさんの哺乳びんを消毒することもできるし、消毒している間は他の作業をすることもできます。
ただ消毒のためには1時間以上浸す必要があるので、ミルクの回数が多いという方には不向きかも。
- ミルクの回数が少ない
- 消毒は一気にやりたい
- 消毒の時間も有効活用したい
という方は消毒液の使用がオススメですよ。
まとめ:完全母乳の予定でもミルクセットは用意しておこう!
完全母乳を希望していても、
- 出産後すぐは母乳が出ない
- 子供を人に預けるときに困る
- 外出先で授乳できないときがある
- 寝る前にミルクをあげるとぐっすり寝てくれる
といった理由で哺乳びんが必要になるときがあります。
そのため出産前にミルクセットを用意しておくようにしましょう。
出産前に準備すべきミルクセットは最低限で大丈夫です。
- 哺乳びん
- 乳首
- 粉ミルク
- 哺乳びん専用のスポンジ
出産準備でそろえるものは他にもたくさんありますからね。
出産前は最低限のものだけを買っていて、出産後に足りない分を買い足していくと費用を抑えることができます。
でも産後は入院していたり、身体が辛かったりするので、買い物は夫か家族にやってもらうようにしましょう。
お金に余裕があったり、ミルク作りの手間を最小限にしたい場合は事前に以下のものをそろえてもいいですよ。
- 調乳ポット
- レンジ消毒か消毒液
夜中にミルク作りは本当にしんどいので調乳ポットが欲しかったです。
人手があったことと、完全母乳に絶対してやるという想いで私は調乳ポットを買いませんでしたが、二人目が産まれた場合は絶対に買います。
また哺乳びんの消毒では煮沸消毒をしていましたが、もっと手を抜けばよかったと思っています。
煮沸消毒は時間がかかり、やけどの危険があるので、次はレンジ消毒にしようと思います。
産後は子育てに追われて買い物に行くのも大変です。
事前に準備をして、周りの人の助けも得ながら頑張って乗り越えましょう。
以上です!
関連記事
子供が産まれる前にベビーベッドを買うかどうか悩みますよね。
私は出産準備でベビーベッドを買ったのですが、結局あまり使いませんでした。
ベビーベッドの購入に悩んでいる方はぜひ読んでみてください。
【出産準備】ベビーベッドの購入は慎重に!私がベビーベッドを購入して失敗した理由を紹介
妊娠初期・中期・後期にやるといいことをまとめてみましたので、現在妊娠中の方はぜひ読んでみてください。