こんにちは。ひとみです。
子供はできれば母乳で育てたいですよね。
でも母乳の出やすさは人によって異なります。
私は子供が産まれたら自然と母乳が湧き出てくると思っていたので、母乳が出なくて焦りました。
完全母乳で育てていこうと思っていたのに、全然母乳が出てくれない・・・。
なかなか母乳の出が良くならないので、何度も「完全母乳じゃなくて混合のままでいいや」と諦めそうになっていました。
でも「ミルク代を節約したい!」という思いから完全母乳を諦めることができず、ネットで調べたり、助産師さんに相談していました。
そのかいあって息子が生後6ヶ月の時にようやく混合から完全母乳に切り替えることができましたよ。
今回は母乳の出が悪かった私が完全母乳にやるためにやってきたことを紹介します。
- 母乳が出なくて悩んでいる
- 子供を完全母乳で育てたい
という方はぜひ読んでみてください。
Contents
簡単に母乳が出る仕組みを紹介
母乳の出を良くする方法の前に、母乳がどうやって作られるのかを軽く説明します。
ちょっと難しい話なので面倒だったら飛ばしても大丈夫ですよ。
まず母乳の材料は血液です。
乳房内の毛細血管から血液の赤くなる成分だけを抜いて、乳腺に血液が流れます。
乳腺で母乳が作られたあと、乳管を通って母乳が出るのですが、母乳が出るためは3つのホルモンが関係しています。
- プロゲステロン(母乳を出るのを抑える)
- プロラクチン(乳腺を発達させて母乳を作る)
- オキシトシン(母乳を噴出させる)
妊娠中はプロラクチンで乳腺を発達させるのですが、プロゲステロンによって母乳が出るのを抑えています。
だから妊娠中は胸が大きくなるのに母乳が出ないんですよ。
出産するとプロゲステロンの働きが弱くなって、逆に母乳を噴出させるオキシトシンの働きが強くなり、母乳が出るようになります。
つまり母乳をたくさん出すためには、
- 血液量を増やす
- ホルモンバランスを整える
この2つが大事になってきます。
母乳が出るようになるためには血液とホルモンが大切
母乳を増やすためには、
- 血流を良くして血液量を増やす
- 子供にたくさん母乳を飲んでもらう
この2つがとても大切です。
血流を良くして血液量を増やす
母乳の原料は血液なので、母乳量を増やすためには血流を良くして、血液量を増やすことが大事です。
私の経験では、
- 水分不足
- 肉不足
の時は母乳量が減っていました。
胸が張らなくなったり、授乳時間が延びたりするので、母乳量が減るとすぐにわかるんですよね。
子育てで忙しいと自分のことは後回しになってしまいますが、母乳をしっかり出すためにも休養と栄養はしっかり取りましょう。
子供にたくさん母乳を飲んでもらう
母乳量を増やすためには、
- プロラクチン
- オキシトシン
この2つのホルモンを増やすことが大事で、この2つのホルモンは子供にたくさん母乳を飲んでもらう刺激で増えます。
しかもオキシトシンには妊娠で広がった子宮を収縮させる働きもあるんですよ。
産後の回復を早め、母乳をたくさん出すためにも、子供に思いっきり母乳を飲んでもらいましょう。
血流を良くして血液量を増やすための7つの方法
血液量が増えると母乳量が増えるので、血液量を増やす7つの方法を紹介します。
栄養バランスのとれた食事
血液量を増やすために一番大切なことは、栄養バランスのある食事をとることです。
また授乳期では子供に栄養を与えるため、通常よりも+350キロカロリー多く摂取する必要があります。
母乳を通して子供に栄養がいくので、お母さんが偏った食事ばかり食べていると、子どもも栄養不足になってしまいます。
でも慣れない子育てをしていると自分の食事は適当になってしまいますよね。
授乳期ではこの3つの栄養素、
- 鉄分
- タンパク質
- カルシウム
だけは忘れずに摂取するようにしましょう。
私が積極的に食べていた食材は、
- 肉
- 海苔
- 牛乳
です。
肉は適当に焼いて、焼肉のタレをつけて食べる。
海苔はそのまま食べる。
牛乳は寝る前にホットミルクにして飲む。
あとは野菜を茹でて、市販のスープにでも入れて食べれば栄養はバッチリですよ。
それでも栄養が足りていないと思うのであればサプリを飲むのもアリです。
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子育ては過酷です。
最低限の子供と自分のことだけをやって乗り切りましょう。
水分補給はこまめに行う
水分が不足していると血流が悪くなります。
そして血流が悪くなると母乳の出が悪くなるだけでなく、乳腺炎の原因にもなってしまうんですよ。
私が子育てをしている最中、水分を取るのを忘れていた時があったのですが、その日はおしっこが1日に2回しか出なくて、母乳を絞っても全く出ませんでした。
それに気づいてすぐに水を飲んだら、数時間後には母乳が出てくれました。
焦りましたよ。
母乳をたくさん出すためには水分補給はとても大切です。
私はその出来事があってから、ペットボトルに水を入れて昼も夜も自分の近くに置いていました。
夜中に母乳をあげるとのどが渇くので、夜中も水を飲むといいですよ。
水分補給を忘れるという人は、ペットボトルを持ち歩くようにしましょう。
身体を温める
血流を良くするためには体を温めるということも大事です。
授乳をしていると肩のあたりが冷えてしまいますよね。
私は家の中でマフラーをしたり、ポンチョを着て体を暖かくしていました。
あと冬場はほぼ毎日エアコンをつけていましたよ。
電気代が高くなるので本当はエアコンをつけたくないのですが、母乳を出すためと思って諦めていました。
0〜2歳の子供の時しか母乳を飲まないので(私の場合は息子が2歳を過ぎてもまだ母乳を飲んでいますが・・・)、数年だけは電気代が高くなるのも仕方がないと思って、部屋を暖めましょう。
エアコンをつける際は乾燥に注意してくださいね。
適度な運動をする
適度な運動も血流を良くするためには効果的なのですが、子供と一緒にいるだけで疲れますよね。
無理して運動すると逆に体を壊してしまう可能性があります。
産後の体はボロボロですから気を付けてください。
- 子供との散歩の時間を長くする
- 散歩の回数を増やす
といったように、ちょっとだけ運動量を増やすのがオススメですよ。
質の高い睡眠をとる
母乳のためには睡眠はとても大切です。
すっごく大切なのですが、子育てをしているとなかなか寝れませんよね。
私はまだ夜中に2〜3回は起こされます。
息子が産まれてからずっとこのリズムなので慣れましたけど、やっぱり辛いです。
でも新生児の時はもっと起きる回数が多くて、毎日寝た気がしませんでした。
それでもたまにがっつり寝てくれる日があって、そういう日は母乳がたくさん溜まるんですよ。
睡眠は本当に大切です。
- 子供の昼寝と一緒に寝る
- 夫が子供の面倒を見ている間に寝る
- 夜泣き対応は夫にやってもらう
などをして、睡眠時間を確保するようにしましょう。
ストレスをためずにリラックスする
子育て中は何かとストレスが溜まりますよね。
- 自分のリズムで行動することができない
- 1日中子供に振り回されっぱなし
- 片付けても片付けても散らかる部屋
・・・本当に大変です。
息子が産まれる前はこんなに大変だとは思っていませんでした。
世の中のお母さん、お疲れ様です。
子育て中は何かとストレスが溜まるので、たまにはリフレッシュすることが大事です。
- 子供を誰かに預けてショッピング
- 友達と遊ぶ
- 子供が寝ている間は自分も休む
などをして、ストレスと上手に関わっていきましょう。
おっぱいマッサージをする
母乳を出すようにするためにはおっぱいマッサージも効果的です。
おっぱいマッサージをするときは、
- お風呂で身体が温まっている時
- 母乳を子供にあげている時
この2つのタイミングでやるのがオススメです。
最初は上手くできなくても、やっていくうちに母乳が出てくるようになりますよ。
子供にたくさん母乳を飲んでもらうための4つの方法
母乳が出るようになるためには、子供にたくさん母乳を飲んでもらう必要があります。
大事なのは授乳の回数を増やすということ。
子どもにたくさん母乳を飲んでもらうための4つの方法を紹介します。
授乳の回数は一日8回以上にする
産後の入院中に看護師さんから言われました。
- 授乳の回数は必ず一日8回以上にする
- 一日10回以上の方がなお良し
- 子供が欲しがったらすぐに授乳する
- 授乳の間隔が開くときは搾乳をする
私は息子が小さい頃はずっと胸を出しっぱなしにしていました。
すぐに授乳タイムが来るので、わざわざボタンをつけたり、服を着たりするのが面倒だったんですよね。
日中は自分一人なので別に問題ないかなと。
1回の授乳タイムは30分〜1時間程度で、授乳と授乳の間は2時間ぐらい。
息子が寝てて授乳の間隔が開くときは搾乳をして冷蔵庫で保管し、次の授乳タイムに飲ませていました。
新生児の時は一日8回、授乳の間隔をきっちり決めて飲ませていました。
でもその後1ヵ月ぐらい経ってからめんどくさくなって、一日10回〜12回飲ませていたら母乳の量がすごく増えていきましたよ。
授乳の回数を増やすことはとても大事。
授乳でほぼ一日が潰れてしまいますが、今だけだと思ってやりきりましょう。
夜中にも授乳をする
夜中の授乳はすごく辛いですよね。
でも母乳は夜にたくさん作られるんですよ。
日中にたくさん授乳していても、夜に母乳を与えていないと母乳量は増えません。
また子供は一回に飲む母乳の量が少ないので、夜中にも母乳を飲まないとお腹が空いちゃうんですよね。
夜中に2〜3回は授乳するようにしましょう。
夜中に子供が起きる場合はその度に母乳をあげて、夜中に一度も子供が起きないのであれば3時間ごとに起こしてあげるようにしてください。
夜間授乳は大変ですが、母乳の量を出すために頑張りましょう。
ミルクは足りないときだけあげる
母乳の量が少ないとミルクもあげる必要があります。
でもミルクをたくさん飲ませてしまうと、母乳よりミルクの方が腹持ちがいいので、授乳の間隔が開いちゃうんですよね。
母乳をあげる回数が減ると母乳量も減ってしまうのでミルクをあげるときは注意が必要です。
- ミルクを飲ませるときは最低でも3時間あける
- 授乳の間隔が開きすぎないように一度にたくさん飲ませない
この2つは必ず守るようにしてください。
私は
- 母乳だけを飲ませる
- 母乳+ミルク
この①と②を交互にやっていました。
母乳量が増えていくとミルクを飲まなくても大丈夫になっていきましたよ。
ミルクを吐き出すようになってから完全母乳に切り替えました。
授乳姿勢に気をつける
授乳姿勢にはいくつかのパターンがあります。
一般的な授乳姿勢は、
- 横抱き
- 縦抱き
- フットボール抱き
- 添い乳
の4パターンです。
いくつかのパターンを組み合わせて授乳すると、まんべんなく母乳を飲んでもらえます。
私は息子が新生児の時はいろんなパターンを試していました。
でも結局めんどくさくなって横抱きだけになっちゃったんですけどね。
息子が大きくなって吸う力が強くなったら、横抱きだけでも全部母乳を吸い切ってくれるようになりました。
まだ吸う力が弱い頃はいろんなパターンを試して、吸う力が強くなったら横抱きだけにするといいですよ。
授乳する時は必ず、
- 赤ちゃんに乳輪まで深く咥えさせる
- お母さんと赤ちゃんのお腹をできる限り近づける
- 赤ちゃんの身体の向きが仰向けにならないようにする
- 赤ちゃんの鼻を塞がないようにする
これらのことを守るようにしてくださいね。
まとめ:無理をしないで母乳育児を楽しもう!
母乳の出やすさは人によって異なります。
私はもともと陥没乳首だったので息子は乳首を咥えることができませんでした。
母乳も少ししか出なかったので、苦しみましたよ。
そんな私でも生後6ヶ月の頃には完全母乳に切り替えることができました。
母乳を増やすためにも大事なことは、
- 血流を良くして血液量を増やす
- 子供にたくさん母乳を飲んでもらう
血液量を増やすためには、
- 栄養バランスのとれた食事
- 水分補給はこまめに行う
- 身体を温める
- 適度な運動をする
- 質の高い睡眠をとる
- ストレスをためずにリラックスする
- おっぱいマッサージをする
子供にたくさん母乳を飲んでもらうためには、
- 授乳の回数は一日8回以上にする
- 夜中にも授乳をする
- ミルクは足りないときだけあげる
- 授乳姿勢に気をつける
母乳が出なくて悩んでいる方はぜひ試してみてください。
以上です!
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